パチ屋のチラ裏は書きづらい

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【ドラガリ】ユーディルくん頑張ってほしい

リリース一周年で開催されたレイドイベント ≪クロノス~廻る運命の針~≫ 限定イベントという割にはかなり本編に絡んだストーリーだったように思いました。

限定配信イベント、ドラガリでいえばレイドイベントやら施設イベントについて、私は本編にあまり関わらないストーリー、言ってしまえばコナンの劇場版のようなものだと考えてます。限定配信だと、そのときにプレイしてなかった人にとって情報不足になってしまうからです。常設イベントのストーリーのみで理解できるのが本編、限定イベントはサブストーリーのようなものかな、という考え方です。

が、今回のレイドに関しては、サブじゃ済まされないような、ほぼメインストーリーとも捉えられる内容が展開されました。

親密度アップで仲間になるキャラクターは、アスラム。このアスラムの正体が実はユーディルの父アローラスだったなんて、本編に関わりすぎでは?

しかし、とても上手いなあと思ったのが、このアスラムというキャラクターがイベントでしか入手できないことです。イベントの中心となり、本編にも関わってくるアスラムを、イベントに参加してない人は結局知らずじまい。限定イベントとアスラム、このふたつがすっぽり無くなって、カサンドラやデルフィも『ガチャで入手する仲間』と同等の扱いになります。デルフィのキャラストだけ読めば、本編でアローラス王が乗っ取られた後の話という形で全く矛盾は生まれません。カサンドラのキャラストだけ読んだ際に登場するアスラムも、アスラムというキャラクターを入手してなければ、ただの若かりしときのアローラス王という捉え方ができるように造られています。

本編に深く絡まる限定イベントであったのに、限定イベントが無くても本編に影響は無い。今回のイベントは、本編に対する先読みのためのヒントに過ぎなかったのかな、とも考えられます。

 

 

以下、クロノスの話。

 

ゼシアを助けることができなかった後悔に押しつぶされそうなユーディルから物語は始まり、やり直しの為に時間移動する話です。ザックリ。

ユーディルの時間移動をアシストするのが、「王の望みをかなえにきました」と言うドラゴンのクロノス。

ネタバレを気にせずクロノスについてガンガン書き出すと、

  • 未来の、王の器となったユーディルくんが主
  • 同じように時間移動しているゼシアを消すのが目的
  • 伝説の六竜のうち、現在ユーディルが契約している五体がひとつになった存在(!)

といった感じです。今回のレイドボス、倒すべき相手。

時間移動するゼシアというのは、一応本編にも出てきてる、あのゼシアです。最初謎の仮面被ってた、あのゼシアです。

初め、クロノスはユーディルを手助けするように動きます。ユーディルは、父アローラスが『この世ならざる者』に体を奪われる前の時間に飛び、父を守ろうとするのですが、それを邪魔するのがアスラム、イベント限定キャラです。

ネタバレをボロボロしていきますけど、このアスラムとは、ユーディルの父アローラス王の若い姿。しかしアスラムはユーディルより未来からやってきます。オヤジ生きとったんかワレェ。アスラムは、自身が『この世ならざる者』に乗っ取られたばかりのタイミング、蘇ったばかりで力が十分に発揮できない『この世ならざる者』を倒すために過去にやってきたのです。このユーディルとアスラムの目的の相反が、お互いの目的の邪魔をし、結果どちらの目的も果たせないまま皇帝は復活しました。

その後ユーディルはクロノスの助言により、本編の冒頭にてもうひとりのゼシアと会う時間にやってきます。しかし、クロノスの目的はこのゼシアを消すこと。ユーディルくんはまんまと利用されていたわけです。

ユーディルの目的はゼシアを助けること。だからゼシアを襲うクロノスを倒そうとするのですが、クロノスが時間を操って倒しても倒してもコンティニューしちゃう。結果ゼシアを助けることはできませんでした。

その後、アスラムの力を借りてクロノスが現在のユーディルのところへやってくる前に未来で倒そう、ということになります。いよいよ、ややこしい。レイドイベント冒頭の前、ということで、ここでクロノスを倒せばイベントごと無かったことになる。もうひとりのゼシアが消されることも無くなる。

 

クロノスは、ユーディルのことを王、あるいは王の器と呼んでいます。これは、現在はゼシアが名乗っている皇帝の座がユーディルに移ったから。『この世ならざる者』がユーディルに乗り換えたから。

おかげでゼシアは自由になりますが、複竜契約者のユーディルの力で沢山のドラゴンが操られ、人に危害を与えている状態だったのでしょう。だからゼシアは過去に飛び、ユーディルが最も初めにミドガルズオルムと契約する、その前に邪魔をしようと考えた。ただ、ここで未来のゼシアが過去のユーディルを止めたところで本質は抑えられません。『この世ならざる者』はこのとき、アローラス王を乗っ取っていたし、ここでユーディルが契約できなかったらまた別の困難が未来に生まれていたのでは、という気もします。

この未来のゼシアが本編にも登場するから、一応の未来としてユーディルが体を奪われる設定はアプリリリーズ前から決定されているはず。ただカサンドラが言うには、「時間移動とは、数多の可能性の世界を、異界の狭間を通じて行き来している」と言っていました。ユーディルが乗っ取られるのも可能性のひとつ。

それから、フェス限ユーディルのキャラストで、強くなり過ぎたユーディルが人々から恐れられるようになる、という悲しい物語が展開されていますが、それでも最後は仲間が当たり前のように傍にいて一緒に戦ってくれる、ユーディルは強くなってもひとりじゃない、という締めくくられ方をしているので、本編で例えばユーディルの心が折れそうになったり、体を奪われそうになったとしても仲間が助けてくれる、そう信じています。

 

 

兄弟みんな帝国側についてるけど。